高学歴なのに専業主婦になったある女性の人生観と幸せ
しかし、最近では高学歴の女子たちが、すすんで専業主婦になるということが増えているのだそうです。
ここでは、そんな高学歴の専業主婦について考えてみたいと思います。
かつてはキャリアウーマンを目指した高学歴女子
かつての高学歴な女性といえば、ほとんどが仕事のできるキャリアウーマンとして社会で活躍することを目指していました。
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そして、結婚しても仕事をやめずに働いて、男性と肩を並べるぐらいの地位や給料を手にするというイメージがありました。
しかし、最近の高学歴女子は、立派なキャリアウーマンになるよりも家庭に入って専業主婦になりたいと思っている人が増えている傾向にあるようです。
理由は人それぞれですが、今回はとある女性のケースを見てみましょう。
キャリアウーマンの母親を持つAさんのケース
Aさんは某有名大学出身です。いわゆる高学歴女子にあたります。
一部上場企業につとめ、収入は平均よりもかなり上でした。仕事は忙しいですが、それなりに満足の行く生活をしていたそうです。
しかしながら、彼女は今後の自分の人生について考えるうちに、やがて専業主婦になることを希望していきます。
彼女の母親は、やりがいのある仕事をするキャリアウーマンとして第一線で活躍してきた人でした。
しかし、彼女の目には母親が幸せそうには見えなかったと言います。
家事や育児よりも仕事に人生を捧げ、いつも大変な思いをしていた母親には、疲れきった印象しかなかったのだそうです。
そんなことから、「女性は女性らしく家庭に入ってもいいのではないか?」「もっと、自由な時間をもって子供と接してもいいのではないか?」と彼女は考え始めたのです。
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フェミニズムの考える「自立した女性」は幸せ?
彼女ももともとは、普通の専業主婦よりも魅力的に輝ける女性になれるのが、高学歴を生かしたバリバリのキャリアウーマンという存在であると考えていたそうです。
しかし、そのために疲れきってボロボロになった母親の姿を見たAさんは、次第に考えを変えていくことになります。
「女性は男性と肩を並べるのが幸せなのではない、可愛い子供と好きなだけ接してゆったりした時間を過ごせる方が幸せなのではないか?」
そんなふうに思うようになったのです。
そして、自分の高学歴を生かして仕事を続けるよりも、早く結婚して専業主婦になる道を目指すようになってきたのです。
住む場所も、都会の高層マンションではなく、自然の豊かな田舎の一軒家を希望しています。
そんな環境で夫や小さな子供たちと、いっしょに時間をゆったりと過ごすのも、すてきな人生になるだろうと考えているようです。
フェミニズムが賞賛してきた男性と対等に働く「自立した女性」よりも、昔ながらの専業主婦の姿に立ち戻ってこそ本当の女性の幸せがある、と高学歴の女性たちは考えはじめているのかもしれません。
今回のAさんのように、高学歴でありながらも、より豊かな人生を専業主婦に求めるという方は今後も増えていくのかも知れません。
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